Mainhorse　/　メインホース

68'に結成されたＰ・モラーツのファーストバンド。71'にリーリースされている。音的にはサイケ、プログレハード？と言った感じで、初期のＤ・パープルにもにている。勿論世に出たばかりの新米バンドなのでオリジナリティーに欠けるものの、その暴れん坊なキーボードワークの片鱗は充分伺える。今のようなシンセ引き締めるセッティングでなくハモンド・オルガン一台でやっている。いきなり１曲目からそれこそパープルばりのオールポジションの掛け合いの曲で、進行すれば、２曲目には早くもトーンダウンするバラードぽい曲とアレンジ的には荒々しい。イエスのラウンドアバウトなんかで見せたキーボードソロは、よく考えるとこの時代から出来上がっていたようだ。（Ｒ＆Ｒプレイ）スタイルはよく似ている。ハードなギタリストもいるものの、結局はモラーツ主体のワンマンバンドである。