Patrick Moraz パトリック・モラーツ 1948年6月24日スイス、モルジュ生まれ。 スイス人のパトリック・モラーツはジュネーヴ大学等でクラッシック音楽を学び、プログレシッブ・ロックも好きだったという。 メインホースの70年代初頭に台頭した、オルガンハード・ロックグループの活動や、スイスでの映画音楽を担当したりと 活動的には多種多彩だった。キース・エマーソンが居なくなったナイスのリー・ジャクソンとブライアン・デヴィスンとレフュ ジーを結成しアルバムを一枚残す(2007年未発表ライブ盤も発売)。ヴァンゲリスの加入が契約上、彼のツアー嫌いが原因 でダメになってしまい、スイスでレフュジーのライブをみたメンバーがパトリックに要請。レフュジーを辞め時だと思っていた モラーツは即加入を決意した。最初のリハーサルでは、サウンド・チェイサーの原曲を聞いてあまりに的確で高速プレイに唸 ったという。海洋地形学の物語では評論家の長すぎるという酷評にあい、リレイヤーも同じ流れを辿ったが、ツアーは大成功 し、ソロ・アルバムを制作する。イエスでは異国人でもあったモラーツは抑制下にあったが、ソロアルバムでは自分の思うよ うに制作出来(イエスメンバーは不参加)、アルバムも好評であったため、後に究極として発売されるアルバムのリハーサル では自分のアイデアを主張したが玉砕され、折り合いも合わず脱退。その後3部作と言われるソロアルバムを発表し、80年代 に入りムーディー・ブルースにマイク・ピンダーの後釜に参加。イエスのような派手なプレイはそこにはないが、これはこれで うまく溶け込んでいるようだ。(イエスファンには物足りないかもしれない)90年代に入りハードディスク録音でのピアノ集等を 発表。その後目立った活動は無い。ブラッフォードとのピアノ、生ドラでのデュオアルバムも聞き逃せない。 ↑上画像をクリックしてご覧ください。 |